楽器の練習は楽しい!

エレキベース,ジャズ

先月の中頃でしたでしょうか?年明けからしばらく挑戦を検討していた、エレキベースを入手しました。サックスサクソフォン)、フルートクラリネット、その他息を入れて演奏する管楽器系は今までさんざん挑戦してきましたが、それ以外の楽器となると、もう数十年ぶりになります。

さすがに、初めから超高級楽器を入手する勇気は無かったので、楽器店店員さんに相談して、最低限これくらいならば、と言う楽器を購入しました。Ibanez sr500というモデルです。これならば一応、ジャズ、ボサノバ、その他、様々のジャンルの演奏に何とか対応できるだろうとのこと、大いに納得して導入しました。

生演奏で音源制作したい!

何故、唐突にエレキベースなのか?と言えば、きっかけは昨年取り組み始めたDAW(いわゆる「打ち込み」)です。自分で楽曲全体を創作し、音として創り上げていく作業があまりに面白く、すっかりハマってしまった中、自ら演奏して録音できる楽器を増やしたいと考えたのです。

もちろん、サックス、フルート、クラリネットは私、鈴木学自らの演奏で録音できます。その他、鍵盤ハーモニカも録音で試したら十分に使えました。それからパーカッションの小物系(シェイカー等)も、生で録音すると効果的でした。更に、ここからはかなり稚拙ですが、ピアノ、それから自分の歌声も、制作ソフトで補えば何とか使えそうでした。

さて、ここからどの楽器を自分で演奏できるようにしていこうか?と考えた際、まずは単音で演奏する楽器、ベースに取り組もうと決めたのです。

ベースはカッコいい!

・・なんて言いつつ本当のところを白状すると、かなり以前からベースに対して憧れがあったのです。遡ること数十年、中高生の時分、ロックバンドをやっていた頃にも、ボーカル、ギターに加えて、少々ベースも演奏していました。

サックス吹きが挑戦するエレキベース

その後、ジャズサックス吹きとして業界入りした後にも、キャリアの折々に共演したエレキベーシストの演奏を聞いて、「カッコいいなあ!」と感じることが多々ありました。何故かジャズで主に用いる、ウッドベースには、あまり惹かれなかったのが不思議ですが...。

特にここ数年、普段何気なく聴いている音楽の中でも、何時の間にかベースの音に集中して聴いていることが多々ありました。ひょっとしたら、中高生の頃、バンド演奏と並行して継続していた吹奏楽部での低音楽器体験、チューバ演奏に明け暮れた日々が、今も影響しているのかもしれません(詳しくは個人サイト内ブログ「若き日の音楽歴を振り返る!」をご覧下さい)。

とにかくベースの練習が楽しい!

・・というわけで、50の手習いとばかりに、エレキベースの習得に取り組み始めたのですが、もうとにかく練習が楽しくてたまりません!もちろん、鈴木サキソフォンスクールでのサックスレッスンの手が空いた時間に練習するのですが、少しでも時間ができるともう喜び勇んでベースを手にしています

ベースを持つと即、あ~でもない、こ~でもないと楽器を触り続け、ベースの弦をどのように扱えば豊かな低音が出るか?とか、良い響きの得られるフレットの押さえ方は?とか、もう夢中になって楽器と向き合っています。そして、あっという間に時間が過ぎていきます。くどいですが、とにかく楽しすぎます!!

常日頃、教室のレッスンの中で、生徒さんには「サックスの演奏を、音をもっと楽しまなきゃあね!」と口を酸っぱくして言い続けているのですが、今になって自らしっかりと再確認できました。そもそも、楽器の演奏、そして練習は楽しい行為なのです!・・と言うかこんなに楽しい事、他にそうはないですよ!

そして、エレキベースの練習に取り組む中、当初の目標、「自分の演奏でベース音を録音する」に加えて新たな目標ができました。せっかくなので、生徒さんのサックス演奏の伴奏ができるようになれたら、一石二鳥どころではないくらい良いことだと気づきました。なのでより一層、張り切って練習を続けようと思います!

楽器演奏の楽しさを広めたい!

今回、新たな楽器に取り組んだことで、改めて楽器演奏の楽しさについて思い出すことができました。サックスを吹き始めた頃、夢中になって練習していた日々を思い出しました。様々に思考錯誤を繰り返しつつ、少しづつ少しづつ良い音が奏でられるようになってきたり、以前には演奏できなかったものが、自然に吹けるようになっていたり、楽器の練習はとにかく充実し、喜びに満ちた時間になるのです。

一般に人々が想像しているよりもずっと、楽器、音楽の演奏、練習は有意義なものです。だからこそ、私自身、生涯の使命と自らに言い聞かせている「楽器演奏のより広範な普及」について、より一層の精進を重ねていかねばと、思いを新たにしました。皆さん、是非、私と共に楽器演奏を楽しみましょう!