近況報告・その弐

コロナ禍においての、サックス教室運営について

巷では「緊急事態宣言」だの「まん延防止等重点措置」だのと、相変わらず昨年(2020年)から続くコロナ禍の終息が見通せない状況が続いています。もちろん、前回ブログ「近況報告」でも書き認めた通り、鈴木サキソフォンスクールでも大きな影響を受けています。

サックス(ボーカル)レコーディング体験実施へ

コロナ禍が社会問題となって以来、鈴木サキソフォンスクールでも大勢の生徒様が集まる発表会、合宿等の名物企画を中止しています。しかし、こんな状況の中でも熱心に通ってくださる生徒様の熱意に応えるべく、いろいろと知恵を絞った結果、この状況の中でもサックス教室として実施することが可能、しかも生徒様にとって大いに有益となる企画として、生徒様のサックス演奏(歌)による「レコーディング体験」の準備を進めています。

生徒様のサックス演奏(歌)による「レコーディング実習」

私、鈴木学の手で、事前にオリジナルのカラオケ音源を用意し、それに合わせた生徒様のサックス演奏(歌)を録音し、それなりに聴き映えの良い音源として仕上げる。これならば目に見える(耳で聞ける)形の成果が遺せる為、生徒様のモチュベーションの向上につながる。そう考えて一から準備を進めてきました。

鈴木自身のスキルアップのために...

前回のブログでも書き認めましたが、この「レコーディング体験」の音源作成に役立てようと、昨年12月ごろから、ボサノバギターの習得に取り組んできました。そして、生徒様のための音源作成に取り組む前の習作として、自らギターを演奏し、歌も歌いつつ、家内のボーカリスト鈴木智香子の歌も併せて録音した映像作品を制作しました。

一応、何とかレコーディングには使えそうな状態になってきたので、より具体的に「レコーディング体験」の準備を進めていこうと、現在作業を進めています。教室の生徒さん、楽しみにしていてくださいね!カッコイイ録音を創りますよ!

楽器初心者の気持ちを追体験!

さて、久しぶりに本腰を入れて、新たな楽器の習得に取り組んだのですが、その結果再確認できたことがあります。あたりまえのことではありますが楽器の習得のために最も有効なのは「反復練習」ですね。同じフレーズを「繰り返し繰り返し、難しければゆっくりとしたテンポで演奏し続けること」。その結果「無意識に指が動くようになること」。この作業を継続していくことが楽器の習得には不可欠なのですね。

楽器の習得のためには「反復練習」が必須!

私自身、既に50歳を過ぎていますが、この年齢でもじっくりと無理のないレベルで「反復練習」を継続することで、いつの間にか無意識に運指することができるようになってきました。ボサノバギターに取り組み始めた当初は、とんでもなくたどたどしい演奏しかできなかったのが、練習を継続していく中でいつの間にか、それなりに形になってくるのを、身をもって体感しました。

ボサノバの基本はボサノバギター!

そして、つい先日から、教室のレッスンで生徒様の伴奏としてボサノバギターを弾き始めたのですが、これが生徒様にとって非常に効果的なご様子。ボサノバという音楽のリズムの流れが、ボサノバギターの生音とともに演奏することで、深く実感できるようなのです。

そもそも、ボサノバという音楽スタイル自体、ブラジル人ギタリスト、ジョアンジルベルトがギターの弾き語り音楽として生み出したものです。だからギター1本で旋律の伴奏をすることは、非常に理にかなっているというか、ボサノバの本質に近づきやすいのですね。

とまあ、このように「レコーディング体験」の準備を進めたり、サックスレッスン用にボサノバギター伴奏を導入したり、日々色々と取り組んでいます。まだまだ、コロナ禍の終息の兆しは見えません。そうは言えどもただ手をこまねいて状況の改善を願っているだけでは、無為な日々を過ごすことになってしまいます。「ピンチはチャンスの始まり」という考え方もあります。皆様、共に頑張っていきましょうね!